宮古島から全国へ
コロナの時代、今までの会計も税務申告は、「クラウド会計」や「電子申告」に変わりました。
税理士と依頼者の関りも変わりつつあります。毎月、直に面談するのは長い時間を費やしていました。車で、電車で往復120分の時間を費やし、挨拶5分、世間話30分、試算表説明10分と。しかも毎月同じ説明は、お互いの苦痛でしかありません。
しかしZOOMに代わり、ポイントの説明と疑問のやり取りで30分、十分な時間です。
時間が経てば、毎月もいらないでしょう。3か月に1回でも良いかもしれません。中には、聞きたい時だけで良いと思う依頼者もいるかもしれません。
日々は、依頼者自身がクラウド会計で、試算表等が出来ている場合も多く出てきました。それだけ、会計を簡単になってきています。
国の制度を利用して、経営力を高めていきましょう！
税理士業務をして、20年が経過しました。私は父も税理士の2代目でした。しかし、父の事務所は妹が継ぎ、私はゼロから事務所を開業しました。当初お客様が取れず苦労しましたが、マーケティングの勉強のおかげで、徐々にお客様（顧問先）も増えました。2017年には東京と大阪に事務所を構え、スタッフも20名を越えるほどに大きくなっていたのです。ところが、一人の代表税理士が退職をしたことがきっかけになり、20名のスタッフが1年の内に全員が退職する事態を経験することになりました。スタッフがいないことから業務が進まず、大量の顧問先が離れたのです。残ったのは少ない顧問先と数千万円の借入金だけでした。売上が億単位であれば、数千万円の借入金の負担は大した事ではありません。しかし、売上が一気に減り、数千万円の売上で、数千万円単位の借入金を返すのは非常に厳しいです。
こんな経験をした税理士は少ないと思います。だからこそ、お金のこと、借入金のこと、売上のことを情熱をもって伝えられます。
今は、国の制度を上手く活用し、生き残ることが重要です。その支援をしたく、認定支援機関としての業務を最優先で臨んでいます。
